やきもの作りは、民陶への憧れに始まる。小石原焼で、ロクロ、釉かけ、窯詰め、窯焚き、田植え、稲刈りを学び土に触れる。小石原から京都、イタリアと歩くなかで「やきもの=器」という当初の考えは徐々に崩れ、より自由に土に向き合うことになる。ロクロだけでなく、元々形のない塊から直接手だけで作れるものへと興味を持ち始める。 トルコブルー どこか異国の海を想像させられる器である。